「赤毛のアン」の島へ
プリンスエドワード島旅行記
オーエル・コーナー歴史村
Orwell Corner Historic Village
(写真をクリックすると詳細な写真を表示します)
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2008/8/30
オーエル・コーナー歴史村
今日はプリンスエドワード島の実質的な最終日。いろいろ迷ったが、昨日行きそびれたオーエル・コーナー歴史村とコンフェデレーション・ブリッジとキャヴェンディッシュの再訪をすることにした。夜は「赤毛のアン」のミュージカルである。
オーエル・コーナーに到着したのは10時頃。国道1号線からダートの坂(何故か赤茶色でない)を登った閑散とした場所に、だだっ広い駐車場がある。最初の内、客は私たちだけだったかも知れない。入るのが気の毒なくらい閑散としていてお邪魔するのが申し訳ない気分。もう10時だし、土曜日なのに・・・。
駐車場正面に建物があり、そこでクレジットカードで料金を支払う。受付のおばさんはコスチューム姿ではない。建物の中には農機具や入植の歴史などを実物とパネルと音声で説明される。私のように農耕機具の専門家でもなく、入植の歴史に詳しくない者でも、見応えがあった。昔のシンプルながらも考え抜かれた農耕具のメカニズムに機械いじりの好きな私は興味をおぼえる。昨今のコンピューター仕掛けのメカニズムに全くない魅力がある。更に、全くの自然を開墾して、そこに文化を築いていくパイオニアの大変さとやり甲斐のような空気を感じることができて私はとても嬉しかった。
さて、建物の外に出るとまず学校と教会とお墓が目に入ってきた。まず、学校に入った。机には落書きがあったが、彫刻刀いやノミで掘った落書き(彫り物)が印象的だった。ペンで書く日本の落書きは優しいもの。
それから公民館のような住民のコミュニティーホールに入った。娯楽のない時代、ここで開かれるイベントは無くてはならないものだったに違いない。あと、医師や歯科医の道具も展示されていた。こちらも、何に使われる器具なのだろうか、実際に手術などで使われた道具なのだろうかと想像しながら見入った。
次は店舗である。ここにはコスチューム姿の若い女の子がいた。気の毒なほど閑散としているなか、客が来るのを待っているのは退屈で気の毒である。村での生活に必要な物品が秩序を持って陳列してある。この店舗を設計した店主と設計技師の能力は相当のものだったであろう。
続いて家畜を実際に飼っている建物に行った。小屋とその周りには雄鳥雌鳥がいて、豚がいて、羊がいて、ウサギがいて、何故か猫がいて、たくさんの蚊が飼われていた(いや・・いた)。右手だけで8箇所、左手3箇所も蚊に刺された。ここは長袖が必須である(笑)。
後でB&Bのオーナー夫人にそのことを言ったら、「蚊が多いのは夏の初めなのだけれど、8月末に長雨があって、また蚊が増えたみたい」とのこと。追記
写真がザラザラしているのは昨夜にASA1600にカメラの感度を増感して元に戻すのを忘れたからである。
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