平成18年(2006) 8月24日(木)
空港への出迎え
出口を出ると、アマンジヲのスタッフが待ってくれていた。インターネットで Private Car
のサービスを事前申し込みしていた。荷物を40m先の車まで運んでくれ、車に乗るとおしぼりとドリンクのサービスをしてくれた。よく冷えたスパークリングの水が心地よかった。もちろん、ビールやミネラルウォーターもある。黒いトヨタ車であり、快適だった。運転手はクリーム色の長袖の上下を着ていて、某教団のサティアンに拉致されるような気分だと家内は笑って話していた。
ジョグジャカルタの風景
空港をあとにすると、いきなり踏切があり列車が走っていた。一生懸命英語で話をしてくれるスタッフに気を取られて、機関車を撮り損ねてしまった。
ジョグジャカルタはやはり大都市で走っても走っても郊外にならない。車は多いが渋滞はない。バイクも車も道路も家屋も綺麗だ。ここを見る限り、震災(5/27)の痕跡もない。
アマンジヲ到着
1時間以上車に揺られていると、少しずつ田舎の景色になり、○○遺跡の前を通過、ボロブドゥール遺跡を通過すると、間もなくアマンジヲに到着した。
アマンジヲからボロブドゥール遺跡までは意外と遠い、曲がり角も何ヶ所かあり歩いていくのはやめた。
アマンジヲに到着すると、アマンジヲのメインホール越しに見えるボロブドゥール遺跡を楽しませてくれ、4人の少女が私たち二人に花弁を降らせて楽しませてくれた。
パーソナルマネージャー(現地の日本語が話せる若者)とゼネラルマネージャーのショーンさん(オランダ人)がホール内のテーブルで迎えてくれた。壮年の総支配人が解りやすいゆっくりした英語でいろいろと冗談を言ってくれるが、あいにくこちらには気の利いた言葉を返す語学力はない。
チェックインと滞在プラン
チェックインは滞在する自分たちのヴィラで行われる。 日本語が上手なパーソナルマネージャーは、滞在中のプラン作りの手伝いをしてくれる。アマンジヲが用意するプランは空港からの道中、日本語の印刷物で知らされている。だから、小一時間ほどパーソナルマネージャーと会話をすると滞在中のプランが決まった。よいシステムだ。
ただ、今になって思えば、予想される支払いについてよく聞いておくべきだった。 日本でも一流ホテルで値段を確認しないで上等ワインを注文すると大変なことになることがある。同じように、アマンジヲの滞在プランは事前に予想される総額を確認するべきである。いくら大散財の心の準備ができていても、最初に予想価格を知っているのと知らないのでは、チェックアウト時のビルを見るのが怖いのである。
滞在中のプランについては後述するが、ヨガ(瞑想)、テニス(ボールボーイ付き)、乗馬(ジャワ気性?でけっこう乗りこなしが難しいらしい)、乗象(エレファントサファリ)などは計画しなかった。
天気予報くらい
それからパーソナルマネージャーは天気予報くら知っておいて欲しい。天気予報は滞在中の日程計画に無くてはならない情報だ。曇りが予想される朝に、ボロブドゥール遺跡の御来光遙拝を企画しても御来光は拝めないだろう。火山の観光もしかりである。逆に、仏教遺跡のレリーフの写真撮影などは曇りが好都合である。観光によっては、曇りの方が日焼けや暑さを避けるメリットがある。
チップ考
それからチップについてのアマンジヲの考え方をパーソナルマネージャーにただしておくべきだった。どうも、今回は現地の給与所得水準を無視したチップを払ってしまったようだ。日本や欧米の給与水準としては大した金額ではないが・・・地元の村々から雇用した青少年の金銭感覚を狂わしてはならない。また、当然の代価としてゲストに高額なサービス料金が課せられている。そのうえに、二重チップをしはらう場面とはどういう場面かである。
アマンジヲのスタッフは笑顔を忘れず、親切で、ゲストに誠心誠意を捧げてくれる。だからこそ、ついついチップをはずんでしまったが良かったのか心残りである。
チップの本質を忘れた言動や付け上がった態度は、さすがにアマンジヲではなかった。しかし、海外一般の教育の徹底していない接客スタッフのチップにまつわる付け上がりは悲しい事実である。教育をされていても、内心はこうではないかという一抹の不安はあるものである。
やっぱりのんびり
チェックインしたあとは、やはりのんびりを決め込んだ。ホテルでマッサージをして、広いコテージの庭のベンチでゴロゴロしたり、ディナーを楽しんだり、カクテルを楽しんだり・・・。ボルブドゥールに行きたい気もしたが、3泊もある。リフレッシュも旅行の大きな目的である
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