朝4:15にウェイクアップコール(モーニングコール)、ボロブドゥールの朝日を遙拝するツアーに参加した。4:45にはバーで簡単な朝食が準備され、5:00に出発。他にも、カップルが一組参加したが、それぞれ別の運転手によるパーソナルカーが準備される。運転手がマノハラホテルでチケットを買い、基壇と同じ高さの場所まで車で連れて行ってくれた。本来は進入禁止の場所である。
ボロブドゥール遺跡に到着したとき、まだライトアップしていた。といっても遺跡の大きさに比してあまりにも光量不足であり、三脚がないと撮影は不可能である。それでも、撮影に挑戦しようとして、スタッフに「写真を撮るから止まって」と言っている間にライトアップが消えてしまった。
スタッフが懐中電灯を照らしてくれるが、危ない箇所を照らしてくれるだけで十分階段を昇れた。
一段がすこし高く、急な階段を一気に昇った。すでに、数人の観光客がいたが、これ以上は増えなかった。日の出時間の5:40になっても曇りで朝日は拝めない。6:01頃に一瞬雲間から朝日が見えたので、これでよしとした。
この時間に観光するのは涼しくて良い。人も少ない。そして、曇っているのが幸いして逆光や影を気にせず写真が撮れた。レリーフの撮影には最適である。
ともかく、この時間帯に第一壇の釈迦伝のレリーフは全て撮影した。アマンジヲの他のカップルは帰ったが、私は時間をかけて撮影した。同行の運転手に聞くと「どうぞ気にせずゆっくり撮影して下さい」という意味のことを言って下さった。