平成18年(2006) 8月23日(水)
ホテル到着
ホテルに近づくとセキュリティーチェックがあった。シェパード犬が荷物と客の臭いをチェックする。昨年のテロで多数の犠牲者がでたためであろう。
ホテルに到着すると、玄関のとても大きなゴングがならされる。赤い生地に金糸?で裁縫された豪華な民族衣装を着た女性が、私の名前を呼んで迎えてくれる。
正面から入ると素晴らしい熱帯庭園とプールのむこうに海が見える。そしてロビーの椅子に腰掛けさせられ、ウェルカムドリンクのトロピカルカクテル(ノンアルコール)が出される。ただし、このウェルカムドリンクは飾りも色も綺麗で美味しいが、カップホルダーの中はプラスチック容器であった。リッツにしては少しがっかり。
チェックインはカウンターではなく、ウェルカムドリンクが出された席に座ったまま行われる。3ヶ月も前に直接ホテルの英文サイトにインターネット予約していて、予約確認もできずにいたので予約名簿にあるかどうか不安だった。しかし、問題なかった。
若い女性がエスコートして部屋まで案内してくれた。受け答えしていると、私達の英語がわかりにくい、あるいは話せるのか?と言われたが余計なお世話である。この女性スタッフの英語こそ訛りが酷くて聞き取れないのである(笑)。
どちらにしても、丁寧にホテルと部屋の説明をしてくれた。おかげで、せっかくの海への日没写真を1〜2枚しか撮れなかったが、でもこれは遅く到着した私たちの問題である。
彼女と荷物のボーイに1ドルずつチップをあげた。サービス料金が加算されているのでチップは不要でとおすべきだったかも知れない。そもそも、高いサービス料金を支払っているのだから二重にチップを払う必要はない。当インドネシアのチップは特別なときだけであろう。そう考えながらも、ついつい欧米のホテルと同じくらいのチップをはずんでしまった。これはホテル側に確認しておくべきだった。空港のポーターとのやりとりでチップの相場感覚が狂ったかも知れない。
リラックスした時間の始まり
海が綺麗に見える部屋を指定してインターネットでオーダーしたが、ブラウザで閲覧できる写真から期待できるとおりの部屋だった。素晴らしい。
部屋は十二分に広く、綺麗で、豪華だった。ベランダに椅子もある。そこで、しばらく夕焼けを観ながらくつろいだ。あまりにも忙しく疲れた日常を忘れた時間の始まりである。
日頃の疲れを癒すことが旅行の大きな目的である。だから、あくまでのんびりするのが方針である。ケチャダンスやウブドの民族舞踊などを楽しむために、日常と同じ忙しい思いをすることは当初から諦めていた
ディナー
空が暗くなってからインドネシア料理を食べに行った。チェックインまなしなので勝手がわからない。間違えてタイ料理のレストランに入ったが、スタッフが親切にも対面のインドネシア料理店にエスコートしてくれた。
インドネシア料理を3品注文したが量が多かった。二人で2品で十分だった。もちろん料理は美味しかった。雰囲気も最高だった。ただ、喫煙席が近くにありオープンエアでも煙かった。空には日本では観られない赤道の星空が楽しめた。
【宿泊】 The Ritz-Carlton
Bali Resort & Spa
平成18年(2006) 8月24日(木) バリの朝
時差で早朝に目が覚める。チェックアウトは11時なのでのんびりした。素晴らしい熱帯庭園のなかでバイキング形式の朝食をゆったり楽しみ、広大なホテル内を散策した。
バリの海岸
プールサイドを抜けて、岸壁の階段を海岸まで降りた。波が高いと聞いていたが、それほどではなかった。確かに、泳ぐには少し危険な波であるが、波打ち際で注意しながらパチャパチャするのは楽しいだろう。
スパ
スパもうたい文句になっているリゾートホテルであるが、マッサージ、エステ、スポーツジムを楽しむ時間はない。そもそも、夕方到着のフライト故にここで一泊したのである。 ただ、温泉につかりたいと思ってスパに行ったのであるが、泡の吹き出す温水プールがあっただけである。ともかく、そこにつかってスパ気分らしきものを感じたが、デザインはともかく、使用している石材や石材に見せた素材がちゃちだった。
チェックアウト
ホテルを昼前にチェックアウトしてタクシーで空港へ。空港が近くなると土産物屋さんが軒を連ねているが、タクシー運転手が買い物をしていかないかとしきりに勧める。店からなにがしかのバックマージンがあるのだろう。もちろん、何度も丁重に断った。勝手の分からない空港だから余裕を持ってフライトに備えたいし、お仕着せのショッピングに貴重な時間を奪われるのは避けたい。
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