平成18年(2006) 8月23日(水)
いつも時間がない出発前
それにしても、出発前日の夜まで本格的な荷造りができなかった。決して無計画でも、怠慢でもない。早朝から夜まで仕事が忙しすぎるのである。そして休暇が全く取れない。毎日、早朝から夜までまとまった時間がとれない。とりあえず、荷造りを済ましてから、3〜4時間の睡眠時間は確保できた。
関空の駐車場を利用
朝7時過ぎに自宅を出発、今般は関空まで自家用車で行った。
いつもはリムジンバスを利用するが、帰国日に関空から病院に直行するための高価な駐車場を利用した。これらは、体調不良を考えてのことでもある。
朝8時過ぎには関空駐車場に駐車して、搭乗手続きをした。幸いカウンターも出国手続きも混んでいない。
ガルーダインドネシア航空
ガルーダは、かつて日本で事故を起こしたとき、スチュワーデスが自分の荷物を持って避難するなど事故対応が批判された航空会社だと記憶している。心配したが、問題はなかった。アジア系エアラインでもっともっと問題ある航空会社を経験しているからだ。
今般は体調を心配して、ビジネスクラスにした。ビジネスクラスは初体験である。何時かはビジネスクラスと思っていたが、こんなに早く実現するとは思わなかった。エコノミークラスとの価格差が5万円と小さいことが決断を促した。
関空のビジネスクラスのラウンジは豪華だった。ゴールドカードのラウンジより広く、静かで、ゆったりできる。飲食メニューも豊富で、インターネットもできる。
ただし、イヤーフォンをつけても映画の音声が聞こえるだけで、BGMは聴けない。また、パーソナルTVを出しても使えない。やっぱりガルーダは一流航空会社ではないのだろうか。でも、ビジネスクラスの広く快適なシートと、ちゃんとした食事には感動した。
当初の予定より15分早い午前10:45に関空を出発し、約6時間40分のフライトでデンパサール(バリ島)に到着した。この飛行時間は飛行機のなかで睡眠したり、旅行ガイドブックで旅の予習をするには短い。
入国審査
ビザを現地に到着してから、入国審査前に購入($10)する手続は、インドネシアが初めてである。出発前にいちいち大使館や領事館に申請するよりは楽であるが・・・。
両替
両替レートがどの両替所も同じであることを確認して3万円を換金した。4泊の期間中これで十分だった。
それにしても、ルピアは桁数が多い。両替後のチェックに大変だった。事前に知っていたが、慣れるのに半日かかった。そうそう、迂闊にもチップ用の小額紙幣を依頼するのを忘れた。
空港でのタクシー
国際線出口にリッツカールトンホテルのスタッフがいた。送迎サービスは申し込んでいなかったが、今から依頼することも可能とのこと。しかし、$20もかかるそうなのでタクシーにした。金銭だけの問題でなく、タクシーの方が地元の空気に触れられる。空港とリゾートホテルの往復では地元からシールドされたような気もする。バリ島に来てバリ島を見ていないことになりかねない。
呼び込みをしているタクシーには目もくれず窓口でタクシーチケットを購入。これはリッツカールトンのスタッフが教えてくれた。ホテルまでの料金表があるのでぼられる心配がない。
ポーターとチップ問答
ところがこのタクシーが問題だった。タクシーは150
000IDRであり、ホテルの送迎サービスと価格差が少ない。その上、一人では運べる荷物を当然の如く職員かポーターかわからない二人で運んで高額なチップを要求される。500円玉(≒40
000IDR)をくれというが、拒否した。入国間無しの旅行者をカモにする不届き者めっ! 空港構内のポーターには気をつけていたが、ここでは迂闊であった。
もちろん、高額チップは拒否したが小額紙幣が10
000IDRと5
000IDRの二枚だけ。親方みたいな中年男性に10
000IDR(≒125円)を支払い、若いもう一人には、5
000IDRを渡そうとしたが、安すぎると拒否された。たしかに日本円で62円ほどだから国際的標準では安い。しかし、インドネシアの給与水準からして決して安いわけでない。国際空港でのタクシーやポーターのトラブルは世界的によくあること。気を取り直してホテルに向かった。
デンパサール空港付近の景色
空港付近の道路や街並みはインドや中国より綺麗だった。ゴミやホコリの野放しにしていないということである。道中、海の見える道を期待したが見えなかった。ホテルに近づくにつれ田舎の農村地帯になった。タクシーチケットで乗ったタクシーでなければ不安になったであろう。こんなところにリッツのリゾートホテルがあるのか?というようなところを走る。
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