ツェルマット到着
Zermatt

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(Zermatt 1/4)

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シオンからフィスプ Visp へ向かう道路 ロータリーでツェルマットの標識を発見 そこからしばらく長いトンネル
鉄道に沿ったタッシュ Tasch への道 タッシュ Tasch で一般車は通行止め タッシュ Tasch の地下駐車場から出たところ
シャトル(電車)は出たところ 次のシャトルは19分後との表示 やっと来た
シャトル車内 懐かしいツェルマットに到着 駅構内
結婚式? この後で教会の鐘が派手に鳴っていた アレックスの電気自動車 運転手が見つからない ホテルの部屋のバルコニーからの眺め

603号室内部 (ラッキーなことがあり予約の Superior room から最上階ワンフロア占有のデラックス・スイートになった)

ホテルの部屋からのマッターホルン ツェルマットのメインストリートのバーンホフ通り Bahnhofstr. に繰り出すことにした

バーンホフ通り Bahnhofstr からのマッターホルン

バーンホフ通り Bahnhofstr

宿泊したホテルの全景 新婚旅行でも泊まった ホテルのレストランから観るマッターホルン その望遠写真
ホテルのレストラン マネージャーが撮って下さった デザートまで美味しく食べられた

9/1 土 晴れ
1 September 2007


 

シオンからツェルマットへ (ペースの遅い一般道)

 高速道路は途中までしかない。あとは一般道である。ヨーロッパの一般道は、郊外の国道であれば90〜100km/hで流れているものであるが、この道は工事中の区間が長く、時々ロータリーもある。しかも、ペースの遅い観光バスが前にいて追い越せない。我慢の運転をした。大きな街路樹が印象的な国道を東へ東へと移動した。

 フィスプ Visp に到達する前に、何の前触れもなくツェルマットの道路標識が出現した。そこを左折して、道路をくぐり南下。長い長いトンネルを抜けると、ツェルマットへの山道に出た。横には登山鉄道の線路がある。しばらくは、快調なペースだったが。白いバスが先頭を走っていたが、よくこんな細くカーブの多いい山道をこんなペースで走れるなという速度だった。しかし、やがてトロトロ運転する観光バスに追いついたあとは大幅なペースダウンとなった。

タッシュ Tasch 到着

 やがてタッシュに到着する。ツェルマットにはクルマで入れない。ここで駐車させなくてはならない。19年前はここに広い駐車場があったように記憶しているが、そんなものはなかった。近代的駅舎の中や周囲に駐車場がある。どこに駐めたら安いか、どこが駅から近いかなどと迷っている時間はない。駅舎の次に見えた地下駐車場に駐車した。5日駐車すると数十フランである。会計にクレジットカードが使えないと大変なので、その分だけスイスフランの現金を残しておくことにした。

 駅に着くと、電車が停まっていた。家内に荷物を預けて、走ってツェルマットまでの切符を買った。何も言わずに買ったらまた往復券(帰りに再度確認したら片道切符だった)であった。改札をしようとしたら、電車は出たばっかりだった。次の列車まで18分とある。

避けたい日本人の団体

 キオスクで時間をつぶしても良かったかもしれないが、日本人の団体の近くにいるのが嫌で、早めにホームに行った。1〜2番線は Tasch とツェルマットのピストン運転。3〜4番線はツェルマットとブリーグ間の列車である。3〜4番線のツェルマット行きの方が早く行けるかもしれないので、駅員に確認してからホームに行った。19年前であるが、ツェルマット駅では一番先頭が便利なのを知っていたので、前の方で列車を待つことにした。すると、日本人の団体も同じように前の方まで来た。団体の添乗員も私と同じことを考えていたのである。

 日本人の団体を見下しているのではない。団体と同じ車両だとゆったり座れないし、荷物の置き場所に困ることもある。また、聞きたくもない添乗員さんの話が漏れ聞こえてきて、迷ったり不安になりながら旅行をするという冒険心をスポイルしてしまうからである。そして何より、日本人ばかりのところにいると異国情緒がなくなってしまう。しかし、悲しいかな日本人の団体と同じ車両になってしまった。

ツェルマット Zermatt 到着

 さて、6時過ぎにツェルマットの駅に到着した。ホテル・アレックスの電気自動車はすぐに見つけられたが、肝心の運転手が居ない。駅から近いので、歩いていくことも考えたが地図がない。19年前の記憶もない。そうこうしていると、隣のホテルの運転手がアレックスの運転手を呼んでくれた。荷物をつんで、ほかの白人のカップルとアレックスへ。あれっと思うくらい駅から近かった。

新婚旅行と同じホテルのデラックス・スイートルーム!

 運転手の予約リストには部屋番号もあった。603号室は素晴らしい部屋だと言ってくれた。チェックインすると、パスポートのチェックもなかった、いきなり、レストランと朝食時間の案内があり、部屋に通された。あなたはラッキーです。一番良い部屋ですよと告げられたが実際その通りだった。これはエレベーターの最上階からさらに階段で登る部屋でスィートルームだった。私たちは、エコノミーよりひとつ上の部屋をリクエストしたものの、何かの手違いがあったのだろうか。何かラッキーなことがあったのかも知れない。

 このホテルは、19年前の新婚旅行で二泊したホテルである。あと、7ヶ月で結婚20周年。そのことは予約時にホテル側にも告げてあった。思い出深いホテルである。しかし、大雑把には同じホテルであるが、様相は異なっていた。当然といえば当然である。

 オフシーズン料金の説明や、スキー場のアドバイス、フォンデュ料理の予約など、真摯に対応してくれた印象深かった支配人はもういない。1900年代前半の古いメニューなどホテルの歴史を感じさせるような展示は無くなっていたし、バーの太い太いローソクもなかった。 目の前でレモン一個をまるまる絞ってくれる、甘く酸っぱいジンフィズも今のバーテンに継承されていなかった。これはジンフィズなのにソルティードッグのようにコップの縁に塩がまぶしてあったものだる。ホテル内のショップもなくなっていた。後で聞いたことであるが、経営者も変わったそうである。今の支配人の母親が経営者だったとか。諸行無常。万物流転。常なるものは無いのである。これは仕方ない。

 このホテルのシステムは日本の旅館のように、夕食がついている。もちろん、夕食なしのB&Bも選択できる。私の予約時のメールでは、到着時にどちらかを選択すれば良いというものであったが、今晩の夕食はすでに予約が入っていた。今更、店を探す時間ではないし、疲れている。ホテルで食事をすることにした。

 このホテルの食事はそこそこ美味しく、給使もフレンドリーでワインも美味しかった。飛び込みで入って食事するより、安心感があった。なおかつ、酔いも時差ボケもあって食べ終わるころには眠気がすごい。エレベーターに乗れば、そこは部屋というのは有り難かった。四日間ここでディナーにすることにした。質問したが、メニューも毎日変えられるとのことであった。

【ツェルマットZermatt泊】 (アレックス Hotel Alex)

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