ブリエンツ・ロートホルン鉄道
Brienz Rothorn Bahn

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(Berner Oberland 1/6)

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道路の左側が国鉄の駅、右側が登山鉄道の駅 登山鉄道のターミナル ブリエンツ・ロートホルン鉄道の駅
いよいよ出発 列車の格納庫 ブリエンツ湖が見えてきた
ブリエンツの町の中を登坂 機関車は坂の下側 客車の断面は蒲鉾型
遮断機のない踏切 単線なので対向する列車と待ち合わせ ディーゼル機関車
ディーゼル機関車の客車 登坂なのに煙の少ない機関車 トンネルもある
キャラクターとブリエンツ湖の上流 ポイントを切り替える職員 すれ違ったのは貨物列車だった
給水中 Planalp 駅 (200m先で食事も出来るとか) 細いゲージのレールと中央のギザギザレール
Planalp 駅を後にする 牛の放牧地を通る 慣れているのか至近距離の牛も逃げない
延々と登り続ける線路 対向の蒸気機関車が降りてきた 機関車は傾斜に合わせて尻上がりの設計
石炭や燃料を積む車両は連結されていない メカニズムを肉眼でゆっくり眺めたかった 対向列車に手を振る乗客も少なくなかった
車掌さん? こんな高いところに家がある 線路は続くよ♪どこまでも♪
後ろの尾根はとても薄く屏風のよう ユングラウ地方の高山が微かに見える ブリエンツ湖の下流(インターラーケン)方向
最後のトンネル 川の河口は色が変わっている ロートホルン駅に到着(円形はブリエンツ湖)
テラスの椅子は濡れていた トマトスープはとても美味しかった こんなサンドイッチでも美味しかった
レストラン内部 食事が終わると一面の霧と雨 レストラン入り口
雷鳴轟く中を怖々歩いて駅へ 標識はあるがトレッキングどころではない 霧の中の駅
なんで日章旗? 大井川鉄道(静岡)と姉妹提携? ベンチが冷たく寒かった駅待合室
濃霧の中、重低音を轟かせてディーゼル機関車が到着 雨で視界不良 ディーゼル機関車に落胆したが乗り心地は上々
列車先頭の車掌さん? ほんとうに1880年代製というくらいきれい 制服と帽子を着て運転して欲しいなぁ
蒸気機関車はこれが見納め スタート時はさすがに煙が多く出る 何のキャラクター?
かなり降りてきた ブリエンツの町 教会とブリエンツ湖
もうすぐブリエンツに到着 ディーゼル機関車 登山鉄道の駅
向かいの国鉄の駅 ちょうど電車が入ってきた

ブリエンツにて(12時間フリー?の駐車場近く)


8/28 火 晴れのち曇り時々豪雨
28 August 2007


 

スーステン峠からブリエンツへ

 途中、ブリエンツ Brienz と似た地名 Brienzwiler があり、ロータリーを右折してしまったが、すぐ間違いに気づいてUターンして修正した。道はそのうち高速道路になった。といっても、乗るのは一区間だけである。ブリエンツ方面に降りたら、すぐにブリエンツの町に至り、道の右前方に二本の線路の真ん中にギザギザのある線路のターミナルをみつけた。そして、国鉄のブリエンツの駅を左側に見た。駐車場もいろいろあったが気づかず直進してしまった。やがて、Pの文字に従って右折をすると、12時間を限度とする無料の駐車場があったので、そこにクルマを駐車した。豪雨に稲妻と雷鳴が轟く。外に出られないので、クルマの中でスーツケースを開けて、雨具を取り出した。

スイス半額カード Half Fare Travel Card の購入

 ここまで、移動手段はクルマのみであったが、今般の旅行で初めての鉄道(登山鉄道)に乗る。「スイス半額カード」はスイスの主要駅で購入でき、日本国内で事前に購入することができない、ブリエンツは観光地であっても主要駅とはいえないような片田舎の駅である。どうかと思ったが、「スイス半額カード」を購入することができた。しかも、クレジットカードで。
 パスポートを見せて、カードで支払うだけであるが、カードを機械に通すのは自分でしなくてはならない。カードが認証されて、こちらが支払いにOKすると、あとはサインするだけ。2〜3分で手続きが済んだ。このシステムは後の登山鉄道やゴンドラなどの発券も同じであった。

ロートホルン鉄道

 向かいの駅で買ったばかりの「スイス半額カード」を提示して。これまたクレジットカードで登山鉄道のチケットを買った。事前に時刻表を入手していたが、段取りの悪いことに紛失していた。しかし、幸運にも出発10分前にチケットを購入できた。しかも、蒸気機関車である。時間によってはディーゼル車であることは知っていたので幸運に思った。

 半額チケットで購入した乗車券は、半額チケットとともに検札を受けなければならない。それほど観光客がいないので、座席の一区画を家内と占有できた。客車は「かまぼこ」のような断面で。半円のガラス窓は曲線にそって開閉できる。少し堅いので、開かないように感じるが・・・。雨だったが写真撮影のために開けて走った。

13.40 Brienz発

 蒸気機関車がスタートしたが、黒煙や白煙はそれほど多くない。 この蒸気機関車は1891年式か1892年式だそうだ。骨董品である。蒸気機関車シュシュポポ・シュシュポポ、「なんだ坂こんな坂」というような乾いた控え気味の音を立てて出発した。少しわくわくする音である。前後の振動は多目である。

 列車の基地や、鉄道補修材料の置き場を通り過ぎると、森の中を通る。その森を抜けると水色のブリエンツ湖が見える。

 ビデオを持った最後列(一番機関車寄り)の白人が、窓から体を乗り出してビデオカメラをずっと撮影していた。時々ならともかくも、ほぼずっとである。これは他の乗客の写真撮影にじゃまだった。私も数十枚写真を撮ったが、他の観光客の撮影にも配慮したつもりである。

 途中、降りてくる列車と二度ほどすれ違いながらどんどん登っていく。まだ、登るの?という気持ちにさせられるほどである。ときどき、斜面のかなり上の方に線路を見つけるが、あんな所まで登るのかぁ〜という感慨すら感じる。そして、そこに達しても更に登る。同時に、こんな高い場所に建物があるのには驚かされる。途中何度か放牧された牛を目撃した。機関車の音が勝っているのか。カウベルの音は聞こえなかった。

ロートホルン駅到着

 幸いなことに、豪雨と雷がおさまって雨もあがっていた。曇りではあるが、何とか冠雪したユングラウ方面の連峰が見える。とりあえず、駅の先のレストランで景色を楽しみながら遅めの昼食を取った。家内の大好きなトマトスープとサンドイッチを注文。サンドイッチは、食パンのサンドイッチではなくホットドック用のパンだった。ハムサンドはハムにトマトにピクルスというものだが意外と美味しかった。ただ、トマトスープにもパンがついてきたので、少し量が多かった。夕食が近いこともあり、トマトスープだけでも良かった。トマトスープはとても美味しかった。

寒かった待ち時間

 さて、食事中に復路の列車は出発してしまっているので次の列車に乗ることにする。食事をしている間にまた雷雨となっていた。約30〜40分の待ち時間であるが、店じまいを始めたレストランはねばれるような雰囲気ではない。土産物屋を見たが5分ほどで飽きた。雷に驚異を感じながら、駅前の建物に移動した。この建物は雨を凌げるだけであって、暖かい待合室などない。風は入ってくるし、ベンチは冷たい。待つ時間は何でもないがお尻が冷えて寒かった。

復路はディーゼル車

 列車が登ってきたが、音が違う。低いゴーッというエンジン音である。また客車も普通の客車で窓は平面で上部を下にスライドできるだけである。少し落胆したが、これで寒さを凌げる。また、正直いってこちらの方が乗りごごちは良かった。外面には可愛い絵が描いてあってお洒落でもある。まあ、蒸気機関車と両方体験できたから良かったかも知れない。雷雨で景色をあまり楽しめなかったので、少しウトウトしながら降りていった。昨日、日本を出たばっかりで時差ボケがある。

ブリエンツ湖の北岸

 さて、ブリエンツに降りてから、高速のあったブリエンツ湖の北岸を通るか、南岸を通るか迷った。もう5時でホテルのチェックインタイムもある。時間をとるなら恐らく南岸であろう。しかし、 トンネルの多そうな高速道路では見られないブリエンツ湖畔の雰囲気を楽しむために北岸を選んだ。途中、町中を走るときは道がとても狭くなったが、狭い区間は距離的にもたいしたことはなかった。ただし、インターラーケンで道に迷った。迷わないように、Google Map を印刷していたのであるが、事前に見ていない家内はうまくナビゲーションができない。迷って懐かしいインターラーケンの駅前にさしかかった。ここから登山鉄道が出発しているから、その方向に行けばよいのは判っている。その方向に走っていると何とかグリンデルワルドの標識をみつけた。そこから、更に迷うのであるがなんとか登山鉄道と平行する道を見つけた。

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