平成22年8月31日(火)
ブカレスト到着
ブカレストの渋滞は酷かった。来日の経験のあるガイドさんから、どうして東京や大阪は渋滞が緩和されているのかという話があった。半分以上ガイドさんが答えを言った。日本は首都高速や阪神高速があるから、それだけでも都心の渋滞が緩和される。地下鉄網がブカレストよりも張り巡らされている。それらのインフラがないから、東京や大阪よりも渋滞が酷いのではないかという結論になった。
ホテルに着いたのは夕刻。夜9時からの民族音楽を観ながらの食事には余裕で間に合う。しかし、肯て観光をしなかった。明日、帰途につくので荷造りがしたかったし、ブカレストは明日の朝から夕方までの観光で十分だろう。魅力的な旧市街の中世のたたずまいがあれば別であるが…。
ルーマニア民族舞踊の夕べ
再度、ガイドさんに迎えに来ていただき、民族舞踊のあるレストランに向かった。結構、ホテルのある市内中心部から遠い。レストランに到着するとバンド演奏がうるさかった、音量は半分でもいい加減である。注文するのも大変だった、邪魔くさいのでセットメニューにした。味は期待できないことをガイドさんから聞いていたので期待はしない。
そうこうしていると、民族音楽の演奏と民族舞踊が始まった。演奏は本物だろうけど、ルーマニア各地の民族衣装や舞踊をするので観光客目当ての興行であろう。民族舞踊→民族音楽(踊りなし)を何回か繰り返してショーは終わる。踊り子は6人で男女3人ずつ。違和感があったのは、他の踊り子は二十歳代と思われ、すらっとした体系をしているのに、ひとりだけ60歳代のお腹の出た初老の男性が踊っていることである。おそらく、団員を率いている師匠なのであろうか、もちろん激しい動きにも十二分に対応できていたが、ショーということを考えると顔つきもごつい方で違和感があった。
ショーの終わりに、踊り子は各テーブルを回って、踊りながらチップを集めて回る、鳥の陶器が真ん中にある観たことないような更にお金を入れる。そして、踊り子が去ったら、今度は楽団が楽器を持って各テーブルを回る。そのお客さんの国の有名な曲を3曲ほどメドレーで演奏する。相変わらずドイツ人?は馬鹿騒ぎ(良い意味で楽しそう)をする。その演奏に合わせて歌って騒いでいた。そしてギリシャ人の団体の前で演奏すると、ギリシャ人は歌うだけでなく踊り出した。何とこの団体は、ギリシャ正教の神父さんも黒ずくめの衣に、立派で長く白い髭をたくわえておられる。さすがに踊ったり歌ったりはされなかったが、デジカメをもって引率した?信徒の楽しそうな踊りをニコニコしながら撮っておられた。いかめしそうで偉そうに見える正教会の神父さんの意外な一面であった。
私たちは団体ではなく、まさかと思っていたが。日本人は私たち二人だけ。それなのに、私たちの前で演奏してくれた。曲目は「さくら」。アップテンポでノリノリの演奏と雰囲気が急にしんみりしたものになった。二曲目は聞いたことがあるが何か判らない。3曲目は 上を向いて歩こう これでしんみりした雰囲気は解消した。仕方がなにので私もチップを渡した。演奏中で手渡せないので、演奏者のベルトに10レイ札を挟んだ。すると ありがとうございます としっかりした発音とアクセントで言ってくれた。
そして、チップを集める。演奏中だからベルトに紙幣を挟む。
宿泊
BUCHAREST GRAND CONTINENTAL
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