いくつかの村を越えた。調度、今日は日曜日。教会にお参りをする日だ。女性の多くが民族衣装を着ている。男性は黒いズボン。夏なので上着は免除されているようだ。
サプンツァの陽気な墓に着いた。よくもまあこんな最果ての地に観光客が来る物だと思うが、朝からそこそこの観光客。それよりも、陽気な墓のある教会に村人があつまっているのだ。教会の中に入りきれない(肯て入らない?)、民族衣装の女性のとても奇麗だ。いくら観光地になっているとはいえ、ミサに参列している方の写真を撮るのは不謹慎だと思い撮らなかった。墓地の写真を撮るのもどうだかと思ったが、入場料を取っているのだから(私たちの到着した時間はまだ徴収する人がいなかったのでガイドの指示で勝手に入った)撮っても良いとのガイドの説明である。
事実、現在は教会の改装中のようである。その費用の多くが入場料によるものだと仮定すれば許されることかも知れない。何より、この陽気な墓を創作した
パトラシュという人の墓地は教会の入り口の真正面の最前列。神父さんや地元の名士の墓のど真ん中に建立されている。
境内の墓地は350ほどあるそうだ。その全てを見ている時間はないし、見学し過ぎるのも不敬な気がして全ては見なかった。ガイドさんが特徴的なものとして説明した墓のみを見て回った。