ベルギーとドイツ西部 気ままなビール紀行

ケルン
Köln

(ドイツ)

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ケルンの大聖堂
広場で見た何でもない建物 大聖堂の前でヴァイツェンビール
ケリッシュ・ビールの老舗 SION きれが良く軽いビールで後味も爽やか
何でもない夜景 何かシルエットを撮りたくなった

平成15年 7月15日(火)

 ケルン近郊には順調に到達し、大聖堂のある位置までも道に不安をもちながらも何とか到達した。しかし、問題の大聖堂界隈がややこしい。一方通行と歩行者天国の嵐であり、なかなか目的としたホテルに到達できない。40〜50分迷走しただろうか。ライン川の対岸に2度も行ってしまった。 

 迷いながらの運転は危ない。そこでホテルや大聖堂まで歩いて行ける駐車場にむりやり停めた。そして考えていたレーマーハーフェンというホテルを探したが、これが歩いていても見つからない。大聖堂の近くのインフォメーションに訊いてもだいたいの位置しか教えてくれない。気を取り直してもういちどホテルを探したらなんとか見つけられた。 
小さなホテルであるが立地は良い、一階のレストランで訊ねるとここはレストランだから2階へ行けという。2階に意向とするとドアに鍵がかかっているがレストラン店員もそこまでフォローしてくれない。戸惑っていると太ったドイツ人女性がドアの開け方を教えてくれた。右側の壁にあるボタンを押せばロックが解除される。 

 階段を登って受け付けらしきところに行くと、東洋系の若い女性が他の客と話しているがなかなかそれが終わらない。その間にホテルを観察しているとこのレーマーハーフェンに泊まる事を躊躇するようになった。まずこの小さなホテルに置いてあるペーパー類をみると中国系資本が深く入っているようだった。そしてスタッフの多くは非ヨーロッパの外国人。ここが香港であるならともかく、私たちはヨーロッパ情緒に浸りたい。結局このホテルはやめて、大聖堂前のドームホテルに宿泊することにした。 
ホテル入口の両端にエルメスなど高級ブランドの店があり、駅前も近く大聖堂の真ん前。値段を訊くと特別高い訳ではなかった。ユーロ高に泣いた旅行であるが、リーズナブルであった。部屋も広く機能的でLANの端子まであった。LANカードを持ってくるべきであった。

 初めからこのホテルにしておけばよかった。さすればホテル探しに2時間のロスはしなかっただろう。別段時間に追われているわけではないが疲れる。 

平成15年 7月16日(水)

 朝、大聖堂を参拝し朝食を駅前のマクドナルドで食べた。
 それからボンとデュッセルドルフの観光をするのであるが、失敗をした。結論から理想を言えば、車を大聖堂下の駐車場にあずけたまま列車で旅行すべきであって車で移動するべきでなかった。 

 ケルンを脱出するのにも迷走し、デュッセルドルフの中央駅界隈に到達するのに大変迷った。この時間ロスでボンには行けなくなってしまった。というより気力が無くなってしまった。 

 車をおいてデュッセルドルフからボンまで往復しようと思ったが、あいにくトーマスクックの時刻表を持ってこなかった。駅まで行ったがどの電車がボンに行くのかわからない。たとえレンタカーの旅でも自由旅行にはトーマスクックの時刻表をスーツケースに忍ばしておくことは不可欠である。 

 そもそもケルン、ボン、デュッセルドルフは観光に時間のかかる町ではない。駅前のケルンは大聖堂そのものの観光のほか、道中に大聖堂の威容をを遠方から眺めて感激すること。あとは老舗のSIONで地ビールのケリッシュを味わう。1〜2時間もあれば十分だろう。デュッセルドルフは中央駅から歩き出して三越で土産物をみて、シューマッハーなどでアルトビールを賞味し、ショッピング街を楽しみながらライン川河畔のテラスでゆったりする。あとはトラムかタクシーで中央駅に買えれば数時間ですむ。ボンも行けなかったがベートーベンの生家と町の雰囲気を楽しめば良いのではないか? さすればこの3都市は一日で観光できる。ここからライン川クルーズの観光につなげれば良い。 

 とりあえず、この日はケルンの大聖堂とデュッセルドルフの買い物とアルトビールで終わってしまった。何が何でもたくさん観光をしようというガツガツした旅行ではないが勿体ない気がした。 


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